ホイアンからホーチミンへ
妻は、時計を持ち歩いてない。
やっと妻が戻ってきた。
もうすぐホーチミン行の搭乗時刻になる。荷物検査の前に身分証明書(パスポートなど)のチェックがあった。日本の国内線ならチェックなどないのに。あせってきた。
「エクスキューズミー」
と、行って先を急ぐ人がいた。先にチェックさせてもらえばいい。そう思って並んでいる人たちを越して、先人に見習った。
だが、高台の検査官にパスポートを差し出すと、何やらベトナム語でぼくの後方を指さした。ここでは搭乗できないのか?検査官はしきりに下がれと言っているようだ。
国内線の乗り場はここではないのか?!あせりが増す。
仕方なく停止線の手前に戻った。そんなぼくに英語で話しかけてくれた人がいた。
「ここで待つんだ」
戻ったぼくの前を他の人が通り過ぎて検査を受けた。そして、やっとぼくの番になった。さっきの検査官は、パスポートをじっくりと見た。ぼくら家族は許可を得た。
次は、荷物検査だ。ここでもぼくと妻は検査に引っかかった。ぼくは、ズボンのベルトの金具と荷物のノートパソコンを再検査され、妻は荷物をまたX線にかけられた。
LCC(格安航空会社)のチケットだったけど、出発間近だったので倍以上の価格で買った。それなのに飛行機は飛び去ってしまう、チケット代はパー、おまけにチケットがないので、また街まで戻って延泊になってしまうのか!?
荷物を検査する係員にいら立ちすら覚えた。もうファイナルコールも放送されているかもしれない。
やっとぼくの荷物検査のOKが出た。もう出発時刻まで10分もない。あとの荷物は妻にまかせ、4番搭乗ゲートにぼくはパスポート3人分を持って走った。ゲートはすぐそこだった。
片手を振り上げると、4番ゲートの係員は手を振って答えてくれた。
宿
7月30日から8月1日まで宿泊予定
プック カン ホテル (Phuc Khanh Hotel)
7 Yersin, Cau Ong Lanh, District 1, 1区, ホーチミン, ベトナム
こんなもの食べてます
さとうきびジュース