使用限度額

大変申し訳ございませんが、お客様はご利用できません・・・

 

ATMに日本語で表示がされた。一瞬、思考が止まったが、何度も画面の文字を読み返した。

 

カードの使用限度額に達してしまったのか？もう一度カードを挿入しようにもカメラで監視しているのか？いつもの営業画面に切り替わってくれない。久しぶりにあせる！

 

そして、ピンチを乗り越える手段を考える。こんな時のために現金も用意して来た、現金が引き出せるクレジットカードを妻にも持ってきてもらっている。

 

現金の両替は、最後の最後までとっておこう。先ずは、妻にお願いしてATMに歩いて向かった。アップダウンのカーブが続く道は車のスピードも上がり、途中のホテルには横断する泊り客を誘導する警備員がいたりする。サムイ島のチャウエンノイの外周道路も交通が激しくなったものだ。

 

 

妻は、海外でATMの現金引き出しは初めてだ。「220バーツ（730円くらい）も手数料がかかるの？」

と、不満のようだ。

「いつもかかっているよ。さらに利息もかかるけど、日本に戻ってからすぐに振り込むか、または月一の決算に一緒に引き下ろされるから、現金両替より換金率はいいはずだよ」

 

と、ぼくは説明した。

 

そして、無事に現金を手にした。

 

願わくば8月31日の帰国日まで、これですごせればなぁ。